日本教育会道支部　総会・研修会　新支部長に前川洋氏　１１月１３日　北見で研究大会

（関係団体 2021-06-15付）

　公益社団法人日本教育会北海道支部は１２日、第４３回総会・研修会をオンラインで開催した。令和３年度活動計画では、１１月１３日に北見市内で全道巡回研究大会を開催することを決めた。会報『北の教育』については、９月にホームページで、来年２月に紙面で発行することを確認した。役員改選では、新支部長に元道立教育研究所長の前川洋氏を選出した。

　前年度総会・研修会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止したため、２年ぶりの開催となった。

　冒頭、前川新支部長ら本年度役員を承認した。

　前川支部長はあいさつで、教員志願者が減少傾向にあることを示し、「新採用教員の資質・能力を懸念する声があるが、これからは採用後の切磋琢磨が一層重要になる」と強調した。教員を目指す学生の資質として、ＩＣＴ活用力の高さなどを挙げ、「時代に合った能力を生かすことで、学校教育の未来は決して暗くない」と述べ、本道教育の一層の充実を期待した。

　議事に移り、３年度活動計画案を協議した。

　３年度活動計画は、①組織の充実強化②研修の推進③広報活動の推進④各母体団体主催の研究会・研修会への助成⑤他団体との連携強化―の５点。

　研修の推進にかかわっては、１１月１３日に北見市内の端野町公民館で全道巡回研究大会を、感染症の状況を勘案しながら開催する方針を示した。

　また、本部主催の第２９回学校心理カウンセラー研修講座、第４６回全国教育大会へのオンライン参加などを確認した。

　広報活動の推進に関しては、会報『北の教育』の年２回発行を確認。８４号を９月上旬にホームページで、８５号を来年２月に紙面発行することを申し合わせた。

　研修会では、前千葉市立小学校校長で日本中学校野球連盟理事の近藤義男氏が「人を生かし育てるマネジメント～校長として　親として　野球指導者として」と題して講演。公教育の現状や校長としてのマネジメント、北海道日本ハムファイターズの近藤健介選手の父として、息子とどのようにかかわってきたのかを紹介した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽支部長＝前川洋（元道立教育研究所長）―新

▽副支部長＝笹山雅司（道国公立幼稚園・こども園長会長）―新、吉田信興（道小学校長会長）―新、三浦利章（道中学校長会長）―新、廣田定憲（道高校長協会長）、友善学（道特別支援学校長会長）―新、山口貴治（道公立学校教頭会長）―新、伊勢一哉（道高校教頭・副校長会長）―新、岩佐延寿（道特別支援学校副校長・教頭会長）―新、岩間淳（道公立学校事務長会長）―新

▽事務局長＝大石幸志（元道小学校長会長）

▽監事＝鈴木貴之（道公立学校事務長会副会長）―新、西村貴史（道公立学校教頭会監査）―新

(関係団体 2021-06-15付)