学びの保障等で論戦　１８日から道議会一般質問

（道議会 2021-06-18付）

　２定道議会本会議は、きょう１８日から一般質問が始まり、本格的な論戦に入る。コロナ禍における子どもの学びの保障、ヤングケアラーの早期発見、学校における働き方改革など、道教委の今後の施策等が議論される。

　緊急事態措置の対象期間中、各学校では運動会や集団宿泊的行事の延期、部活動の休止など、より強い感染症対策が講じられることとなった。

　道立学校では、時差通学、分散登校とオンライン学習を組み合わせたハイブリッド型学習を実施。小・中学校ではGIGAスクール構想によって１人１台端末が導入されたが、ICTの活用状況は地域・学校で差がある状況。コロナ禍における子どもたちの安全の確保、学びの保障に向けた今後の施策が焦点となる。

　厚生労働省の調査によると、中学２年生の５・７％、全日制高校２年生の４・１％が世話をしている家族が「いる」と回答している。厚労省のプロジェクトチーム報告では、自治体における実態調査の開始など、今後の施策を示している。

　一般質問ではヤングケアラーの早期発見と支援に向けた今後の方策について質疑が行われる。

　このほか、学校における働き方改革、幼児教育推進の連携体制、健康教育などが取り上げられる。

(道議会 2021-06-18付)