道議会 発達障がい支援で質疑 有識者検討部会設置へ 知事 診療体制を確保(道議会 2021-06-23付)
21日の道議会第2回定例会一般質問では、子どもの発達障がいの支援などに関する質疑が行われた。
令和2年度、道が国の調査研究事業などを参考にして医療機関を対象に行った実態調査では、4月1日時点で医療機関1024ヵ所から回答が寄せられ、子どもの発達障がいの診療を受け付けているのは19ヵ所だった。
中でも、予約から初診まで3ヵ月未満だったのは約7割、3ヵ月を超えたのは約3割だったほか、1年を超えている場合もあった。
鈴木直道知事は、今後、道発達支援推進協議会に有識者で構成する発達障がい診療検討部会を設置する考えを示し、実態調査の結果を踏まえ、国の発達障がい診断待機解消事業を活用した他県の事例も参考にして進めていくとし、「関係団体と一層の連携を図り、発達障がいの子どもが適切な診療や療育を受ける体制を確保していく」と述べた。
中野渡志穂議員(公明党)に対する答弁。
(道議会 2021-06-23付)
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