道教委　特別支援教育ＦＳＰ検討協議会　９月以降　公開授業配信　各管内の指導・支援充実へ

（道・道教委 2021-06-21付）

　道教委は１４日、特別支援教育ファーストステッププログラム（ＦＳＰ）検討協議会をオンラインで開催した。９月以降、オンライン授業改善セミナーにおいてリーダー教員による公開授業を配信するなど本年度事業を説明。特別支援教育課の仙北谷逸生課長補佐は、各管内の指導・支援の充実につなげていく考えを示した。

　特別支援教育ＦＳＰは「経験の浅い教員に対する特別支援教育に関する研修」「指導的な立場となる教員の育成・活用」「研修用動画の配信」「遠隔システムを活用した相談支援体制」「教育大学における特別支援教育に関する講座の改善・充実」の総称。

　会議は、小・中学校における発達障がい等のある児童生徒への支援の充実を図るための方策について実践的な研究協議を行い、特別支援教育のFSPの開発に資することが目的。オンライン方式で開催し、研究協力大学教員、福祉・医療関係者、道立特別支援教育センター長ら６人が参加した。

　開会に当たり仙北谷課長補佐は、本年度は研修用動画の配信を重点に、特別支援教育を推進するリーダー教員による公開授業を配信するとし「各管内の特別な教育的支援を必要とする児童生徒への指導・支援の充実につなげたい」と話した。

　続いて本年度の事業内容を説明。９月以降に特別支援教育FSPオンライン授業改善セミナーを実施し、リーダー教員による公開授業を配信。授業後、協議や助言、参加者の質疑応答などを行うことを伝えた。

　最後に、特別支援教育のFSP開発における具体について参加者が意見を交換した。

　次回協議会は来年２月の開催を予定。FSPの作成に向けて情報を共有するほか、障がいのある児童生徒の教育や支援体制を協議する。

(道・道教委 2021-06-21付)