帯広三条高 働き方改革実施計画 勤務シフト制試行実施 ペーパーレス化を推進(道・道教委 2021-06-21付)
【帯広発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた帯広三条高校(合浦英則校長)は、令和3年度実施計画をまとめた。勤務シフト制の試行や地域学校共同活動実証事業によるコンソーシアム結成によって外部講師を活用することで教員の負担軽減と外部の専門的知識の活用を図る。ペーパーレス化による印刷業務の効率化やメール配信による家庭への連絡業務などによって、教員がチャレンジしながら生徒と共に学び、人間的な成長を促す持続的な教育の実現を目指す。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆目指す学校の姿
▼目標
教員一人ひとりがワークライフバランスを意識し、誇りとやりがいをもって働くことができる学校。
教員が自ら新たなことにチャレンジしながら生徒と共に学び、人間的な成長を促す効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校。
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽印刷業務の効率化
▽2人担任制による業務量の平準化
▽職員会議の効率化
▼到達目標
▽ペーパーレス化を進め、職員会議を100%勤務時間内で終了させる
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックする
▽職員の意識向上を図る研修
▼到達目標
▽毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を年2回実施
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽シフト制の試行とその体制を構築
▼到達目標
▽多くの教員が試行できるよう、前期と後期の2回に分けて試行実施
◆推進校の選択取組
【北海道アクション・プランに掲げる取組】
▼具体的な取組
▽ICTを積極的に活用した業務等の推進=家庭からの遅刻、欠席の連絡をメールで行う取組。家庭への連絡文書をメール添付することで印刷業務の軽減とペーパーレス化を推進する取組
▽地域との協働の推進による学校を応援・支援する体制づくりの推進=外部人材活用推進のためのコンソーシアムを構築する取組
▽教育課程の編成・実施=
シンプルかつ効果的な選択教科の設定
▼到達目標
▽勤務時間前の業務軽減
▽家庭連絡のメール配信率80%
▽外部人材活用の件数前年度比150%
▽旧課程より少ない教育課程の設置検討(決定は来年度以降)
(道・道教委 2021-06-21付)
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