道教委　道立校ＩＣＴ化支援　８月からヘルプデスク　クラウド利用など相談対応

（道・道教委 2021-06-23付）

　道教委は８月１日から、GIGAスクールサポーターによるヘルプデスクの設置を計画している。BYOD（個人端末の学校持ち込み）を含む端末やクラウドサービスの利用などの相談に対応し、道立学校におけるICTを活用した活動を支援。受付時間は平日の午前９時～午後５時で、４時間以内に１次回答を行う。

　道教委は、クラウドサービスの管理者用アカウントを全道立学校に配布。高校の１人１台端末については、令和４年度の新１年生から学年進行でBYODによる整備を計画しており、経済的な事情で端末の所有が困難な生徒には学校に整備される端末を貸与する。

　道立学校で加速化するICT化を支援するため、GIGAスクールサポーターによるヘルプデスクの設置を計画。電話、メール、ウェブ会議サービスなどで遠隔で対応する。

　受け付ける相談内容は、①端末（BYOD含む）や周辺機器に関すること（初期設定、操作方法、Wi―Fiやウェブカメラの接続など）②クラウドサービスの操作や管理者アカウント作成方法③校内ネットワークのサーバー類の移行に関する事項―などを想定。端末のOSは、Windows、Chrome、iPadいずれも対応する。対象は、道立学校２５９校の教職員約１万４０００人。

　受付時間は平日の午前９時から午後５時まで。オペレーター２人以上、サービスリーダー１人以上、サービスマネージャー１人以上で対応する予定。道立学校からの相談に４時間以内に一次回答を行い、対応が長期化した場合は１週間以内に状況を連絡する。

　サービス改善を図るため、月に１回、サービス状況報告会を実施。問い合わせや対応状況、障害に関する事項などを報告する。

　道教委は、ヘルプデスク設置に向けた一般競争入札を公告中。

　開札日は７月９日。事業者を選定後、８月１日以降の設置を目指し準備を進めていく。

(道・道教委 2021-06-23付)