第28期道産業教育審議会 代表者会議 人材育成など焦点に協議 7~10月 委員が学校視察
(道・道教委 2021-06-25付)

道産業教育審議会WT代表者会議
今後の方向性などを協議した

 第28期道産業教育審議会は23日、道庁別館で第1回ワーキングチーム(WT)代表者会議を開いた。事務局が今後の審議内容として「地域創生に貢献できる人材および育成の方法」「専門高校と産業界等との効果的な連携の推進方策」「地域の核としての学校づくりに向けた方策」の3つの方向性を示した。委員は7~10月ころに学校を視察するほか、10月~来年2月ころに各WT会議を開催し、答申の完成に向けて協議する。

 審議会の設置期間は、令和3年1月1日から4年12月31日。審議内容を焦点化して審議を円滑に行うため、WTを組織。①専門高校での探究的な学び②社会に開かれた教育課程を推進する高校の取組③社会に開かれた教育課程を推進する産業界のかかわり―と3つのWTを組織している。

 代表者会議では、会長を務める小樽商科大学商学部の岡部善平教授、副会長を務める北海道武蔵女子短期大学の明田川知美准教授のほか、WT代表者、事務局員の8人が出席。

 事務局が審議の方向性案を説明。今後の審議内容の可視化に向け、たたき台を示した。

 諮問内容は、「新時代に対応した資質・能力を育成する本道産業の在り方について」。探究的な学びを通して地域創生に貢献できる人材育成に資する産業教育と、地域産業界と高校が一体となって社会に開かれた教育課程を推進する産業教育とした。

 方向性として、地域創生に貢献できる人材および育成の方法、専門高校と産業界等との効果的な連携の推進方策、地域の核としての学校づくりに向けた方策の3点を挙げた。

 委員からは、「学校によって学習内容が異なるので、“地域創生に貢献できる人材”を明確に示した方がよい」「探究的な学びは、産業教育の充実を目的としているのか、教育課程の編成に盛り込むことを目的としているのか、はっきりさせたい」などの意見が挙がった。

 今後のスケジュールも審議。7~10月ころに学校視察を検討しているほか、10月~来年2月ころに各WT会議を必要に応じて2回行い、来年2月に第2回審議会を開催することなどを確認した。

(道・道教委 2021-06-25付)

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