７月の会議で諮問　道教委　新たな教育推進計画　来年４月骨子案　５年３月策定へ

（道・道教委 2021-06-28付）

　道教委は２４日の教育委員会で、令和５年度にスタートする新たな道教育推進計画の策定に向け、道教育推進会議に諮問することを決定した。７月に開催する道教育推進会議に諮問し、来年４月に骨子案を作成。５年３月の策定を目指す。橋場弘之委員は、子どものみならず教員自身も社会の変化に適応できる新たな計画を求めた。

　道教育推進計画は、国の教育振興基本計画と道総合教育大綱を踏まえ、道が目指す教育の基本的な理念や目標を示すもの。

　２４日の教育委員会では、次期計画の策定に向けて道教育推進会議に諮問することを決定。諮問理由書では、新学習指導要領、GIGAスクール構想の進展、学校における働き方改革のほか、ICT環境を障がいのある子ども、不登校の子どもなどを含めたすべての子どもの学びに活用する新しい教育の在り方を見据え、持続可能な地域づくりを担う人材の育成につながる計画を目指すとした。

　今後のスケジュール案も示し、７月に開催する道教育推進会議に基本的な方向性や成果指標の在り方などを諮問。推進会議での審議・調整を経て、来年４月に骨子案を作成する。

　来年８月に計画素案を作成し、パブリックコメントや議会議論などを踏まえて原案を示し、道教委に答申。５年３月の策定を目指す。

　山本伸弘委員は、学校の取組が着実に進むよう、学校のモチベーションが高まる適正な成果指標が設定されるよう期待。

　橋場委員は、変化の激しい社会で生きる子どもたちの資質・能力を育むため、教える側の教員自身も変化に適応できる新しい計画が策定されるよう求めた。

(道・道教委 2021-06-28付)