道教委　がくえんネット交流会　職員室の座席配置は　日常感じる内容を情報交換

（道・道教委 2021-06-29付）

部活動や家庭学習時間に関する質問もあった

　他の学校に気軽に聞いてみませんか？―。道教委は２４日、義務教育学校、教育局、市町村教委などをオンラインで結び、がくえんネット交流会「つながる」を開いた。主にフリートークがメーン。参加者は職員室の座席配置の工夫点や、学習用具のきまりの設定、学年交流などに関する情報を交換した。

　昨年、道教委義務教育課は、義務教育学校同士の交流を図るため、Google社のソフトウェアＧ　suiteを活用し、学園ネットワークコミュニティ研究実践事業「がくえんネット」を立ち上げた。

　活動の一環として、より参加者が気軽に活用できる機会となるよう「がくえんネット　つながる」を開催。日常的に感じていることや情報共有など、テーマを設定せず、役職も関係なしに約３０分程度のフリートークを中心としている。

　今回は３回目の交流。道教委義務教育課と義務教育学校、教育局、市町村教委など１３ヵ所をつないだ。

　フリートークでは、義務教育課の石垣友和指導主事が司会進行を務めた。

　義務教育学校の開校を予定している学校からは、職員室の座席配置についての工夫点などについて質問が挙がった。

　質問に対し、参加者は「４・３・２制で分けている」「事務職員や養護教諭は一緒にしている」などの回答が寄せられた。

　また、小・中学校の学習用具のきまりに関する質問には、各学校からは「自校で“学びのスタンダード”を設定して共通認識を図っている」「発達段階に応じて対応している」などと答えた。

　このほか、部活動や学年交流、家庭学習時間などに関する質問が挙がり、各学校が自校の取組を伝え合った。

　石垣指導主事は「今後も継続的に実施できるよう、日程を調整して交流機会を増やしていきたい」と話していた。

(道・道教委 2021-06-29付)