道内公私立校　４～８月コロナ感染　４７校でクラスター　緊急事態宣言中は１日２６人

（コロナウイルス関連 2021-09-09付）

集団感染の発生状況（クリックすると拡大表示されます）

　ことし４～８月、札幌市を含む道内公立・私立学校において新型コロナウイルス感染症の集団感染が４７校で発生し、児童生徒５４９人が感染したことが分かった。臨時休業（学校閉鎖）を実施したのは５２校で、高校が２２校で最多。感染症によって欠席した児童生徒数は計２９５９人。緊急事態宣言期間下における１日当たりの児童生徒の感染者数は２５・９人で期間外の８・８人を大きく上回った。

　７日の道議会文教委員会における新型コロナウイルス感染症対策に関する質疑で道教委が説明した。

　ことし４～８月に学校閉鎖した道内の公立・私立学校数は、小学校１８校、中学校１０校、高校２２校、中等教育学校１校、特別支援学校１校の計５２校。

　集団感染（部活動、大会参加、対外試合を含む）の発生状況をみると、小学校が６校６５人、中学校が９校８０人、高校が３１校３８６人、特別支援学校が１校１８人、計４７校５４９人の児童生徒が感染した。部活動や大会などが関係している集団感染の例は２０校程度。

　感染症によって欠席した児童生徒数は、小学校１１２４人、中学校６３４人、高校１１５０人、特別支援学校５１人の計２９５９人。

　感染者数を時期別にみると、緊急事態宣言期間は４１日間で計１０６３人の児童生徒が感染した。うち、宣言１回目（５月１６日～６月２０日）が８７３人、２回目（８月２７～３１日）が１９０人。

　まん延防止重点措置期間は５３日間で１３７５人が感染。なお、まん延防止等重点措置と緊急事態宣言の適用期間外では５９日間で５２１人が感染した。

　小泉真志委員（民主・道民連合）、赤根広介委員（北海道結志会）、宮川潤委員（共産党）の質問に答えた。

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臨時休業の実施校数（クリックすると拡大表示されます）

(コロナウイルス関連 2021-09-09付)