道教委　新型コロナ臨休の取扱い　複数感染で学級閉鎖　期間は５～７日程度目安

（コロナウイルス関連 2021-09-08付）

　道教委は６日、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた臨時休業の取扱いを決めた。学級閉鎖については、国のガイドラインに基づき「複数の児童生徒等の感染が判明した場合」「１人の感染者が判明し、複数の濃厚接触者がいる場合」とするなど、より詳細に規定。臨時休業の期間は疫学調査前の期間を含めて５～７日程度を目安とし、保健所の助言を踏まえ決定するとした。

　文部科学省の「学校で児童生徒等や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドライン」を踏まえ、臨時休業の対応をあらためて示したもの。

　ガイドラインを踏まえた道立学校における臨時休業等の対応とともに、６日付で各教育局・道立学校長・札幌市を除く市町村教委教育長などに通知した。

　保健所による疫学調査の結果の判明前は、これまでと同様「感染者が在籍している学級」「欠席者および感染のおそれがある児童生徒が一定数在籍する学級」を学級閉鎖とする。

　保健所による調査結果の判明後は、国のガイドラインに基づき対応を規定。これまで道立学校では、学級閉鎖を講じる場合「感染者、濃厚接触者、検査対象者の合計が学級の在籍者を一定の割合を超えた場合」などとしていたが、「複数の児童生徒等の感染が判明した場合」「１人の感染者が判明し、複数の濃厚接触者がいる場合」などに変更した。

　臨時休業の期間に関しては、保健所の助言などを踏まえ、幅広な臨時休業（疫学調査前の期間含む）を含め５～７日程度を目安に設置者が判断する。

(コロナウイルス関連 2021-09-08付)