道・道教委　スポーツ協会に要望　指針　随時見直し要　大会等の集団感染阻止へ

（コロナウイルス関連 2021-09-03付）

　道・道教委は８月２５日、道スポーツ協会に対し、大会等における新型コロナウイルス感染症対策に関する要望を行った。競技団体のガイドラインの随時見直しと徹底、参加者への周知を要望。部活動やスポーツクラブの大会・コンクールにおける集団感染を防ぐよう働きかけを求めた。

　デルタ株への置き換わりの進行に伴い、児童生徒の感染者数が全国的に増加。夏期休業中の大会などの対外試合でも多数の集団感染事例が発生している。

　このため道・道教委は、道スポーツ協会の荒川裕生会長あてに大会等における感染症対策を要望。児童生徒を含む部活動やスポーツクラブの大会参加者の命と学びを守るため、感染防止行動をこれまで以上に徹底する必要があるとし、４事項を要望した。

　具体的には、最新の知見やこれまでの大会における感染事例の要因を踏まえ、各競技団体が作成したガイドラインを随時見直すとともに、ガイドラインに基づく大会運営の徹底、参加者への周知を求めた。

　競技団体による大会等の開催に当たっては、開催自治体の感染防止方針、宿泊施設などの業種別ガイドラインの順守、健康観察の徹底を参加者に周知するよう要望。また、風邪症状などがある児童生徒が安心して休める環境の醸成を挙げている。

(コロナウイルス関連 2021-09-03付)