道教委　全道市町村教育長会議　端末　最大限活用を　学びの保障で倉本教育長

（コロナウイルス関連 2021-08-30付）

道内市町村教委の代表がオンラインで参加

　道教委は２７日、全道市町村教育委員会教育長会議をオンライン開催した。倉本博史教育長は、コロナ禍における子どもの学びを保障するため、１人１台端末を最大限活用するよう要請。中澤美明学校教育局指導担当局長兼新型コロナウイルス感染症対策担当局長が臨時休業時におけるオンライン学習の留意点などを示し、積極的な取組の推進を求めた。

　会議は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う国における緊急事態宣言の発出を踏まえ、学校の感染症対策や教育活動の取組に対する留意事項などを道内の市町村教育委員会と共有することを目的に開催。道内市町村教委の教育長らがオンラインで参加した。

　はじめに倉本教育長は「外からウイルスを持ち込ませない、感染を広げない」という基本的な取組の徹底とともに、臨時休業の措置を講じる場合、速やかに子ども一人ひとりの学びを保障することが重要と指摘。

　特に、小・中学校ではGIGAスクール構想で整備された１人１台端末を最大限活用し、オンライン学習を確実に実施することが重要と強調。地域や学校の実情に応じた適切な取組を要請した。

　その上で「あらためて基本的な感染症対策の徹底を図り、保護者の理解と協力を得ながら感染拡大防止へ警戒を強め、対策の徹底を図っていく」と述べ、協力を求めた。　

　続いて、中澤学校教育局指導担当局長兼新型コロナウイルス感染症対策担当局長が感染症対策、臨時休業の判断と学校教育活動継続の方針について説明。臨時休業または不安で登校できない児童生徒のため、家庭への端末の持ち帰りによるクラウドサービスなどを活用した健康観察、授業動画の配信など、オンライン学習の推進を強く要請した。

　問題があった場合は、道教委ICT活用サポートデスクに相談するよう周知し、積極的な取組を進めるよう呼びかけた。

(コロナウイルス関連 2021-08-30付)