道　部活動の感染拡大防止方針　全道で自校活動に限定　終了後は速やかな帰宅を

（コロナウイルス関連 2021-08-17付）

　道は１３日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、道内全域で部活動の活動場所を自校に限定する方針を決定した。部活動での集団感染による感染者数が増加していることを踏まえた措置。道教委は同日付で関係者に通知を発出し、活動後の速やかな帰宅や大会出場者の健康状態の多重チェックなど、対策の徹底を求めた。

　道は１３日の本部会議で、北海道におけるまん延防止等重点措置を改定。従来の札幌市に、石狩管内の７市町村と小樽市を加えた９市町村を措置区域とし、重点的な対策を講じる方針を決めた。措置区域においてはこれまでと同様、運動会、修学旅行などの学校行事を中止・延期・縮小するほか、道立高校および特別支援学校では必要な場合、時差通学を実施する。

　部活動における感染が拡大していることから、道内全域で部活動の時間、人数、活動内容を厳選するとともに、活動場所を自校に限定するよう学校に要請する方針を決定。大会などへの参加は校長判断のもと行い、主催者等の感染症対策を順守することとした。対策期間は３１日まで。

　これに基づき道教委は、同日付で各教育局長・道立学校長・札幌市を除く市町村教委教育長などに通知「まん延防止等重点措置を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策」「大会等への参加における新型コロナウイルス感染症対策」を発出。本部会議での決定事項を関係者に要請した。

　特に、部活動における感染拡大防止の指導の徹底をあらためて呼びかけ、活動中は支障のない限りマスクを着用し、活動後は会食などを控えて速やかに帰宅させるよう要請。大会中に風邪症状の児童生徒がちゅうちょなく休養できる体制の整備、大会に出場する児童生徒の健康状態の多重チェックを求めた。

　このほか、卒業生が部活動を訪問した際の健康状態の確認や、マスク着用や練習に参加しないことを依頼するよう呼びかけている。

(コロナウイルス関連 2021-08-17付)