文科省　７月末までの学校関係者感染　児童生徒３３８０９人　幼稚園内感染　３７％に急増

（コロナウイルス関連 2021-08-24付）

学校関係者の感染経路の割合（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省は、学校における新型コロナウイルスの感染状況（昨年６月１日～ことし７月３１日）をまとめた。幼児児童生徒の感染者の総数は３万３８０９人で、７月の感染者数は前月と比べ３７２人増の２８１７人。幼稚園では園内感染の割合が上昇し、２９ポイント増の３７％となっている。

　文科省は、学校関係者に新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合、学校の設置者に対し報告を求めている。

　昨年６月１日からことし７月３１日までの間に報告のあった児童生徒等の感染者の総数は３万３８０９人。月別ではことし１月が最多の６７２１人だった。

　７月の感染者数は前月比３７２人増の２８１７人。内訳は、小学生が２８８人増の１１７８人、中学生が２０４人増の８２１人、特別支援学校が５人増の４２人、幼児が４２人増の１０８人となった一方、高校生は１６７人減の６６８人となった。

　感染経路をみると、家庭内感染が小学生が７１％、中学生が５７％と依然として高い。学校内感染は高校が２７％と高く、幼稚園は２９ポイント増の３７％と大きく上昇した。

　教職員の感染者数は４９人増の３１２人。感染経路不明が６３％、家庭内感染が２１％、校内感染が７％などとなった。

(コロナウイルス関連 2021-08-24付)