学校関係者コロナ感染6月末 児童生徒2万9118人 同一校5人以上626件 高校過半数
(コロナウイルス関連 2021-08-03付)

児童生徒の感染状況
学校関係者の感染状況(クリックすると拡大表示されます)

 文部科学省は、学校における新型コロナウイルスの感染状況(昨年6月1日~ことし6月30日)をまとめた。児童生徒の感染者数は2万9118人。同一の学校で5人以上の感染者が確認された事例は626件で、高校が過半数を占めている。

 文科省は、学校関係者に新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合、学校の設置者に対し報告を求めている。

 児童生徒の感染状況をみると、昨年6月1日からことし6月30日までの間に報告のあった感染者数は2万9118人となり、前回発表分(昨年6月1日からことし5月31日)の2万6090人から3028人増加した。

 児童生徒の感染経路の割合は、家庭内感染57%、学校内感染13%。家庭内感染は小学生が78%と高く、学校内感染は高校生が25%と高い。

 教職員の感染者数は3644人で、感染経路不明57%、家庭内感染24%、学校内感染11%など。

 同一の学校で複数の感染者が確認された事例は2788件(小学校677件、中学校627件、高校1400件、特別支援84件)。このうち、5人以上確認された事例は626件(小学校114件、中学校114件、高校380件、特別支援18件)となっている。

 幼稚園の状況をみると、幼児1016人、教職員475人が感染。幼児の感染経路は家庭内感染71%、園内感染9%、教職員は感染経路不明50%、家庭内感染26%、園内感染15%だった。

(コロナウイルス関連 2021-08-03付)

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