まん延防止措置下の部活動　健康状態多重確認を　道教委　道内全域で対策強化

（コロナウイルス関連 2021-08-03付）

　道教委は、まん延防止等重点措置を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策の方針をまとめ、７月３１日付で関係者に通知した。道内全域で部活動の感染症対策を強化し、健康状態の多重チェックによる全校指導体制の確立や、他管内での対外試合の自粛を求めた。対策の実施期間は３１日まで。

　道は７月３１日の道新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、国によるまん延防止等重点措置の適用を踏まえ、札幌市において感染症のまん延防止に必要な措置を実施する方針を決定した。

　これを踏まえ道教委は、同日付で通知「まん延防止等重点措置を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策について」を各教育局長・道立学校長・札幌市を除く市町村教委教育長などに発出。学校における感染症対策を踏まえた教育活動、部活動の大会等への参加における感染症対策の留意事項を改訂し、各学校で適切に対応するよう求めた。

　これまでと同様、石狩管内の道立高校では地域の通勤状況を踏まえて必要な場合に時差通学を実施し、感染リスクの高い運動会、体育祭、学校祭などは中止・延期するよう求めた。

　石狩管内以外の道立学校と札幌市以外の小・中学校では、感染が拡大している地域を修学旅行などの宿泊先としないよう要請。

　部活動に関しては、従来の石狩管内のみならず、道内全域で時間・人数・場所などを厳選して実施するよう要請。

　健康状態の多重チェックによる感染症対策の全校指導体制を確立するとともに、宿泊を伴う活動、他管内における対外試合、各団体のガイドラインに基づかない対外試合を自粛するよう求めた。

(コロナウイルス関連 2021-08-03付)