連絡会議を新設　道教委　部活動集団感染防止へ

（コロナウイルス関連 2021-08-30付）

倉本教育長

　道教委の倉本博史教育長は２６日に道庁別館で記者会見に臨み、緊急事態宣言を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策の方針を説明した。部活動における集団感染防止のため、スポーツ協会など関係団体との連絡会議を新設する考えを示した。

　倉本教育長は、学校の外からウイルスを持ち込ませない取組と、学校での感染拡大の防止に向けた取組を徹底すると強調。「子どもたちの命や学びを守るため、家庭や関係機関と連携を強めて取り組んでいく」と述べた。

　大会や部活動の合同練習で部活動の集団感染が発生していることから、スポーツ協会、文化団体協議会、体育連盟、文化連盟、知事部局などと連携して、部活動・クラブ活動・少年団活動等感染症対策連絡会議（仮称）を設置する考えを示し、関係者間の情報共有と対策の徹底を図っていくとした。

　また、ワクチン接種の正しい理解の促進を図るとともに、差別やいじめ防止に向けたリーフレットを児童生徒や保護者に配布すると表明。

　現在、高校・特別支援学校で配布が進められている抗原検査キットに関しては、感染の疑いのある生徒・教職員の早期発見・早期対応を図るほか、追加配布が予定されている小・中学校での効果的な活用を検討するとした。

　また、国が実施しているＰＣＲのモニタリング検査を小・中学校、高校などに周知し、積極的な登録を働きかけているとし、見学旅行など宿泊を伴う教育活動、寮・寄宿舎生活、部活動などを対象とすることを伝えた。

(コロナウイルス関連 2021-08-30付)