第２次まちづくり戦略ビジョン編　持続可能な世界都市を　札幌市　基本目標２０項目

（札幌市 2022-02-04付）

　札幌市は、第２次まちづくり戦略ビジョン（ビジョン編）の素案をまとめた。目指すべき都市像では、「“ひと”“ゆき”“みどり”の織りなす輝きが、豊かな暮らしと新たな価値を創る、持続可能な世界都市・さっぽろ」を掲げた。達成に向けた、まちづくりの基本目標では、８分野２０項目を設定。うち、子ども・若者分野では「一人ひとりの良さや可能性を大切にする教育を通して、子どもが健やかに育つまち」など、３項目を示した。

　市は、市制施行１００周年を迎える４年度から１３年度までを計画期間とする第２次まちづくり戦略ビジョンの策定を進めている。

　戦略ビジョンは、今後の市を取り巻く社会経済情勢の変化を捉えながら、目指すべきまちの姿とまちづくりの方向性を市民と共有し、共に取り組んでいくための指針となるもの。

　目指すべき都市像の実現に向けたまちづくりの基本目標を示した「ビジョン編」、基本目標の達成に向けた施策をまとめた「戦略編」で構成。

　ビジョン編は３年度、戦略編は４年度中の策定を目指している。　

　１日に市役所で開かれた、第４回まちづくり戦略ビジョン審議会で示されたビジョン編の答申案をみると、全４章で構成。目指すべき都市像に「“ひと”“ゆき”“みどり”の織りなす輝きが、豊かな暮らしと新たな価値を創る、持続可能な世界都市・さっぽろ」を掲げた。

　基本目標は、①子ども・若者②生活・暮らし③地域④安全・安心⑤経済⑥スポーツ・文化⑦環境⑧都市空間―の８分野。

　うち、①では、「安心して子どもを生み育てることができる、子育てに優しいまち」「誰一人取り残されずに、子どもが伸び伸びと成長し、若者が希望を持って暮らすまち」「一人ひとりの良さや可能性を大切にする教育を通して、子どもが健やかに育つまち」の３項目を示した。

　各項目では、目指す姿のほか、目標達成に向けて市民・企業・行政が取り組むべき事項などをまとめている。

　答申案は、審議会の協議内容等を踏まえ改訂。２月中に秋元克広市長に提出する。

(札幌市 2022-02-04付)