赤平市４年度予算案　統合小に放課後子供教室　幼・保へ換気対応エアコン

（市町村 2022-02-22付）

　【岩見沢発】赤平市は１７日、４年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比１５・３％減の９９億９３８１万円。教育費は統合小学校建設完了によって８１・７％減の５億８４万円となっている。

　新規事業として放課後子供教室運営に３７９４万円を計上。４年４月の統合小学校開設に合わせて、放課後に全ての児童にとって安全・安心な居場所とともに、様々な文化的・体育的な体験の場を提供する。

　新型コロナウイルス感染症予防には２１３１万円を充当。市内の幼稚園および保育所に換気対応エアコンを設置する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼健やかな暮らしをともに支え合うまち

▽放課後子供教室運営（新規）＝３７９４万円―４年４月の統合小学校開設に合わせて、放課後に全ての児童が安全・安心な居場所を確保するとともに、様々な文化的・体育的な体験の場を提供できるように、小学校内において放課後子供教室を実施する

▽子ども医療費助成＝２６９０万円―高校生以下の医療費無料化

▽ひとり親家庭入学支度助成＝１４０万円―児童扶養手当を受給しているひとり親家庭に対し、子ども１人につき小学校入学時に３万円分、中学校入学時に５万円分、高校入学時に７万円分のまごころ商品券を交付

▼ともに学び合い豊かな心を育むまち

▽子ども塾・公設学習塾開設＝４６６万円―子どもたちの基礎学力の向上を図るため、放課後に公設塾を開設（英語を追加）

▽高校通学費等助成＝１３６９万円―高校等に在学している生徒の通学費等の一部を助成するため、１人につき月額７０００円を支給

▽人材育成・定住促進奨学金＝２４４８万円―市内に居住する人の子どもが高校や大学等に在学した場合に月額４万円以内の奨学金を貸付、学卒後に市内に居住し市内の企業等に就労した場合に返還金を全額免除、市外の企業等に就労した場合に半額免除

▽ＩＣＴ活用による学力向上支援＝７７９万円―ＩＣＴ活用教育のためのタブレット端末リース料等

▽炭鉱遺産ガイダンス施設運営＝５６１万円―炭鉱遺産の歴史的価値を広く紹介し、市民および来訪者の炭鉱遺産に対する理解を深め、石炭産業によって栄えた市の歴史を後世に伝えるため設置する施設の運営

▼新型コロナウイルス感染症対策

▽新型コロナウイルス感染症予防＝２１３１万円―市内の幼稚園・保育所に換気対応エアコンを設置

▽公共施設等感染症拡大予防対策＝２７万円―ガイダンス施設・交流センターみらいにサーマルカメラを設置

(市町村 2022-02-22付)