帯広市 ４年度予算案　骨格編成　全市立校CS導入完了　日赤保育所を民間へ移管

（市町村 2022-02-18付）

　【帯広発】帯広市は１７日、４年度予算案を発表した。４月に市長選を控えた骨格編成で、一般会計は前年度当初比１・３％減の８４２億７００万円。うち教育費には２４・６％減の５１億４９４２万円を計上した。

　新規事業をみると、公立保育所民間移管事業に２３８５万円を計上し、日赤保育所の５年度民間移行に向けた準備経費とする。派遣保育士５人の人件費に対する支援や施設整備、駐車場舗装などを予定。

　また３６万円を充てコミュニティ・スクール推進事業を拡充。元年度から計画的にＣＳ導入を進め、ことし１０月で市立学校全４０校への導入が完了する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼民生費

▽公立保育所民間移管（新規）＝２３８５万円―５年度に民間移管する日赤保育所の円滑な移管に向けた準備経費

▼教育費

▽コミュニティ・スクール推進（拡充）＝３６万円―市内１１校にＣＳを導入することで、市内全小・中学校４０校への導入が完了

▽教職員住宅整備＝２３２２万円―老朽化に伴う教職員住宅の改築。清川中校長住宅の移転改築工事

▽スクールバス運行（拡充）＝１１７８万円―児童生徒数の増加に伴い、川西地区のスクールバスを増台する

▽就学援助費支給（拡充）―準要保護就学援助費の新入学学用品費の支給単価を引き上げる

▽学校施設長寿命化改修＝５９４５万円―校舎および屋内体育館の屋根改修（第七中、広野小、つつじ小）。受変電設備の更新（愛国小）

▽大空地区義務教育学校整備＝８２９５万円―グラウンド改修、小学校校舎および屋内体育館解体実施設計など。一部３月補正予算で計上

▽煙突用断熱材除去＝４７８１万円―煙突用断熱材の石綿対策工事（北栄小、広陽小）

▽ボイラー改修＝１０９０万円―老朽化したボイラーの改修（第二中）

▽２０２２フードバレーとかちマラソン開催＝１１００万円

▽日本クラブユースサッカー選手権大会開催＝２００万円

(市町村 2022-02-18付)