紋別市教委　紋別高端末導入支援　全生徒分の購入費補助　アイパッド４５０台程度に

（市町村 2022-02-18付）

　【網走発】紋別市教委は、紋別高校における１人１台端末の導入を支援する方針だ。４年度からＧＩＧＡスクール構想に基づき端末の活用が始まることを受け、全校生徒分のアイパッド４５０台程度の購入費を補助。同校が掲げる方針「ＩＣＴを活用した、持続可能な社会の創り手の育成」を支援し、魅力ある高校づくりを推進する。

　市教委は、市内唯一の高校である道立の紋別高の生徒や教育活動を支援するため、平成２９年度から学力向上支援、部活動支援、生活支援の３つを柱とした同校活性化事業を実施。ウェブ学習サービス「スタディサプリ」の受講経費補助、部活動大会出場交通費補助、バス通学費などを補助している。

　道立高校では、４年度からＧＩＧＡスクール構想に基づく１人１台端末の活用を開始。

　それを踏まえ同校は、ＩＣＴを活用した持続可能な社会の創り手の育成を目指し、ＡＩを活用したキャリア教育の充実、ＩＣＴを活用した授業改善の充実、通信ネットワークを活用した家庭・企業との連携の充実に取り組んでいく方針を示している。

　多くの道立高校ではＢＹＯＤ（生徒が個人所有の端末を学校に持ち込む方法）で端末を整備することとなっているが、学校の方針を支援し魅力ある高校づくりを推進する観点から、同校活性化事業学力向上支援事業の一環として市で導入を支援する。

　導入する端末はアイパッドを予定しており、同校同窓会に対し４５０台程度の購入費を補助。全校生徒を対象に貸与し、様々な教育活動で活用を促す方針だ。

(市町村 2022-02-18付)