中札内村４年度予算案　端末運用面の支援強化　漢字検定など受検料補助

（市町村 2022-03-08付）

　【帯広発】中札内村は２月２５日、４年度予算案を発表した。一般会計は前年度肉付補正後と比べ６・２％増の５５億３３０万円。教育費は１８・３％増の７億４１４０万円で、中札内小学校外部塗装・屋上防水等工事が主な要因となっている。

　新規事業をみると、ＧＩＧＡスクール運営支援センター業務に２９４万円を計上。端末・ネットワークトラブルや各種設定業務への対応など、民間業者を活用して運用面の支援を強化する。

　検定チャレンジ受験料補助金に３０万円を充て拡充。これまでは英語検定のみ補助金を交付していたが、４年度から漢字・数学を対象に加える。児童生徒１人につき年３回を上限に、英語検定１回を必須条件として検定料を補助する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼教育費

▽高校就学支援対策事業補助金＝１２９６万円

▽指導主事の共同設置＝１２０４万円

▽外国語助手の配置＝８９５万円―常勤の外国語指導助手２人を継続雇用し、小・中学校における指導体制の充実を図る

▽山村留学＝２３２万円―上札内小に留学を希望する児童対象

▽教育ＩＣＴ環境整備＝３９４万円

▽ＧＩＧＡスクール運営支援センター業務委託（新規）＝２９４万円

▽検定チャレンジ受験料補助金（拡充）＝３０万円

▽通学費等助成事業補助金＝１８０万円

▽中札内小外部塗装・屋上防水等（新規）＝１億３３９８万円

▽上札内小体育館照明ＬＥＤ化（新規）＝６９３万円

▽中札内中教室増設改修設計（新規）＝７２３万円―６年度から普通教室が不足するため、５年度の改修工事に向けて改修設計を行う

▽文化振興奨励＝９５０万円

▽運動教室の開催（拡充）＝１２７万円―コロナ禍における外出自粛によって運動不足や身体機能の低下が懸念されるため、運動教室を開催する

(市町村 2022-03-08付)