全児相等に保健師配置 虐待防止等へ道が新年度から(道議会 2022-03-14付)
道は新年度、道内の全児童相談所および分室に保健師を配置する考えだ。各施設1人ずつ計10人で、予算成立後できるだけ速やかに配置する計画。
道立の児童相談所は現在、中央(札幌市)、旭川、帯広、釧路、函館、北見、岩見沢、室蘭の8ヵ所。これに旭川児相稚内分室、室蘭児相苫小牧分室の2ヵ所を加えた計10ヵ所を運営している。
これまで保健師は配置していなかったが、児童虐待防止のため児童相談所の機能強化が求められていることや、元年の児童福祉法等改正により4年度から保健師1人以上を配置することが規程されたことなどを踏まえ、新年度から各児相・分室に1人ずつ配置することとした。
保健師は、子どもの健康面や発達面に関するアセスメントや保健指導、虐待を受けた子どもやその家族等に対するケアなどを実施するほか、関係機関との情報交換や連絡調整などを行う。
鈴木直道知事は、開会中の1定道議会で「機能強化を図った道の児童相談所が中心となって、市町村など地域の関係機関との連携のもと、児童虐待の未然防止や早期の支援に取り組んでいく」との考えを示している。
予算成立後速やかに募集を行い、新年度早々に配置する考え。
(道議会 2022-03-14付)
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