社会全体で支える環境づくり推進 医ケア児への支援
(道議会 2022-03-14付)

 10日の1定道議会一般質問では、医療的ケア児への支援について質疑が行われた。

 鈴木直道知事は、医療的ケア児支援法の施行によって保育所の設置者には医療的ケア児に適切な支援を行うことが責務とされたことを説明し「今後、道内各地域において受入体制を整備していくことが重要」と述べた。

 また、道のこれまでの取組として「医療的ケア児の状況を毎年調査するとともに、保育士が喀痰(かくたん)吸引を行うための研修経費などを助成してきている」と説明。

 「実施市町村数も徐々に増加してきているが、ケアを受けながら保育を希望する子どもの数が年度ごとに変動することや、保育所に配置する看護師等の確保が難しいなどの課題もある」との認識を示した。

 その上で、新年度開設する医療的ケア児支援センターにおいて「地域で実践されている好事例や受入可能な保育所の情報を集約し、市町村や保護者の方々に活用いただく」「現場の方々から意見を伺い制度のさらなる改善を国に要望しながら支援の充実を図り、医療的なケアを必要とする子どもとその家族の日常生活を社会全体で支える環境づくりを進めていく」との考えを示した。

 清水拓也議員(自民党・道民会議)の質問に対する答弁。

(道議会 2022-03-14付)

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