日教弘道支部 4年度事業計画決定 大学給付奨学金を開始 へき地学校支援8年度まで(関係団体 2022-03-17付)
日本教育公務員弘済会北海道支部(船山純支部長)の4年度事業計画が決まった。新規に大学給付奨学金(予約型)を実施。高校等の最終学年で大学進学希望者を募集・選考し、入学後に月額3万円の給付(返還不要)をスタートする。
新型コロナウイルス感染防止のため、書面開催で事業を決定した。4年度も「最終受益者は子どもたち」をコンセプトに教育振興事業(奨学事業・教育研究助成事業・教育文化事業)、福祉事業、共済事業の3大事業を推進する。
新規事業は大学給付奨学金(予約型)のほか、へき地学校教育支援事業を、4年度から5年間の事業としてあらためて開始する。
また、福祉事業の30歳誕生祝贈呈事業を試行する。
4年度の事業計画はつぎのとおり。
▼奨学事業
▽貸与奨学金
学資金の支払いが困難と認められる学生に、在学1年につき25万円以内、最高100万円まで一括貸与する。無利息。
・申請期間=4月8~30日
▽高校等給付奨学金
道内の高校生等の1年生および中等教育学校後期課程4年生で、修学意欲に富み、学資金の支払いが困難と認められ、校長の推薦を受けた生徒に30万円または15万円を一括給付する。返還不要、100人程度。
・申請期間=9月13日~10月17日
▽大学給付奨学金(予約型)―新規
道内の高校等の最終学年に在学し、国内の国公私立の大学進学を目指す生徒で、学費の支払いが困難と認められ、校長の推薦を受けた生徒に対し、大学への進学・在学証明書等の提出をもって月額3万円を4年間給付。募集人数7人。返還不要。
・申請期間=5月9日~6月15日
▼教育研究助成事業
▽教育研究論文募集
学校研究部門3~10万円。個人・グループ研究部門1~5万円。
▽教育研究実践校助成
1校(園)に5万円助成。140校(園)程度。
▽教育研究団体助成
全道に組織を持つ教育関係団体に助成金を贈呈する。
▽教育研究大会助成
全道大会3~5万円、全国大会5~8万円。
▽教育事情視察研修助成
教職員20人程度を道外の教育機関に派遣。研修費10万円以内を助成する。
▽研究集録の発行
特選を受賞した教育研究論文、教育事情視察研修報告書を研究集録に掲載し、道内の各学校に配布する。
▼教育文化事業
▽へき地学校教育支援事業(第=期)―新規
へき地等級2~5級の学校対象。8年度までの5年間に毎年42校程度ずつ、1校当たり5万円を助成する。
▽学校図書助成
学校(園)が希望する学校図書(20万円相当)を贈呈。55校(園)程度。
・申請期間=4月1日~5月25日
▽ブックパック
書籍セット(5万円相当)を贈呈。90校(園)程度。
・申請期間=4月1日~5月25日
▽スポーツパック
スポーツ用品パック(5~7万円相当)を贈呈。100校(園)程度。
・申請期間=4月1日~7月22日
▽スクールアシストパック
理数教育に関する教材・教具セット(2~10万円相当)を贈呈。90校(園)程度。
・申請期間=4月1日~7月22日
▽アスリート先生179
スポーツアスリートを学校等に派遣し、スポーツ教室を開催。10会場程度予定。
・申請期間=4月30日まで
▽文化・芸術・スポーツの振興助成
▼福祉事業
▽指定宿泊施設利用補助
▽結婚祝贈呈
▽出産祝贈呈
▽高校入学祝贈呈
▽入院見舞贈呈
▽人間ドック受診料補助
▽30歳誕生祝贈呈(試行)―新規
▽満60歳健康祝贈呈
▼共済事業
▽新規契約推進目標の早期達成
▽教弘保険加入者数・保有口数純増の目標達成
▽教弘保険の有利性についての啓発・浸透による新規契約の促進と既契約の維持増進
▽教職員のニーズに応える教弘保険の契約を進める
(関係団体 2022-03-17付)
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