札幌市教育センター　３年度来所相談　３９６０件、２３０４人　年間通し業務実施で増加

（札幌市 2022-04-12付）

教育相談の状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教育センター教育相談室の３年度相談件数がまとまった。来所相談の件数は、不登校などにかかる相談と学習や発達の心配などにかかる相談を合わせて３９６０件。前年度と比べ２７１件増加した。相談人数は２３０４人で２９１人増加。新型コロナウイルス感染症による臨時休校措置を踏まえ、２年度は４月と５月に相談業務を中止・延期したが、３年度は年間を通して相談業務を行ったことが主な増加の要因となっている。

　教育相談室では、市内の小学生から高校生までの子どもや保護者を対象に毎年教育相談を行っている。

　教育相談には来所相談と電話相談があり、来所相談は保護者からの事前予約が必要。市内在住の小学生から高校生までの子どもの保護者や教師から子どもの教育に関する相談を受け付けている。

　平成２７年度まで西区ちえりあで来所相談と電話相談に対応。２８年度に白石区のリフレサッポロ、２９年度に南区のまこまる内に相談体制を整えるなど、市内複数個所で対応できる相談体制を築いてきた。

　ことし２月上旬までのちえりあの施設改修に伴い、「ちえりあ教育相談室」をＯＲＥ札幌ビル７階に移転して実施していた。現在はちえりあで再開している。

　また、４月下旬から５年３月上旬まで、リフレサッポロの施設改修に伴い「リフレ教育相談室」を旧中央保健センター６階に移転する予定となっている。

　３年度の来所相談件数をみると、不登校などにかかる相談と学習や発達の心配などにかかる相談は合わせて３９６０件で、前年度と比べ２７１件増加。相談人数は２３０４人で２９１人増加した。

　内訳をみると、不登校などにかかる相談が２２２人から５０１件、学習や発達の心配などにかかる相談が２０８２人から３４５９件寄せられた。

　相談件数・人数の増加は、感染症による臨時休校措置を踏まえ、２年度は４月と５月に相談業務を中止・延期したが、３年度は年間を通して相談業務を行ったことが主な要因となっている。

(札幌市 2022-04-12付)