一歩踏み出す勇気を　札幌市立中９６校が入学式

（札幌市 2022-04-11付）

新しい学校で、思いや目標を新たにした

　札幌市立中学校９６校は７日、入学式を一斉に執り行った。陵北中学校（大田利幸校長）では、２２０人の新入生が中学校生活の第一歩を踏み出した。大田校長は「会場にはいないが、２・３年生は頼もしい存在。１年生を加え、全員で学校を発展させていってほしい」と呼びかけた。

　本年度、全市立中学校９７校に、１万４５０７人の生徒が入学。小中併置校の福移中学校も同日、福移小学校と合わせて入学式を執り行った。

　陵北中では新型コロナウイルス感染防止のため、保護者の入場を各家庭１人に限定して実施した。

　式辞に立った大田校長は「あと一歩、もう一歩を踏み出す勇気を持ってほしい。一歩を踏み出すこで、できなかったことができるようになり、自分の力になっていく」と激励した。

　学校生活では言葉の大切さを強調。「学校は他人とのコミュニケーションを学ぶ大切な場所。“やばい”などの少ない言葉で感情を表現せず、言葉の引き出しを増やしてほしい」と生徒の成長を願った。

　新入生誓いの言葉では、上坂奏太朗さんが登壇。「部活や勉強に真剣に向き合っていきたい。１日１日を、前の自分よりも成長していけるよう、学校生活でたくさんのものを得たい」と力強く宣言した。

　星友館中学校は１９日に入学式を予定している。

(札幌市 2022-04-11付)