『みんなの乗り物公共交通』公開　交通機関の利点等紹介　札幌市　小３社会科資料

（札幌市 2022-04-14付）

アンケート結果をもとに、一部表現等を改訂した

　札幌市まちづくり政策局は、小学３年生が社会科で活用する学習資料『みんなの乗り物公共交通』を同局ホームページで公開した。３年生の単元「市の様子」「市の様子と人々のくらしのうつりかわり」に対応したもの。地下鉄や路面電車などの交通機関のメリットや市民の利用状況などをデータでまとめている。

　市では、移動手段や社会全体の交通を人や社会、環境に優しいという観点から見直し、自発的な行動が取れる人間を育てることを目的に「小学校における交通環境学習」を平成２３年度に開始した。

　これに伴い、小学校教諭等による「札幌らしい交通環境学習プロジェクト」が発足。教材に関するアンケート結果などを踏まえ、改訂につなげている。

　今回の改訂では、令和２年度の内容から変更はなかったが、一部の表現やデータを更新した。

　教材では、公共交通機関の利点として、市内のほとんどの場所に行けることなどを路線図で示している。

　このほか、１日当たりのバス乗車数が年々減少傾向にある一方で、バス路線が残り続ける理由を問いかけている。

同局では、学習資料のほか、各教科での指導案や学習に活用できるデータなどをホームページで公開している。

(札幌市 2022-04-14付)