道都市教育長会　富良野で定期総会　５年度要望事項など審議　檜田会長　連携・協力呼びかけ

（関係団体 2022-05-06付）

開催は２年ぶり。４７人が出席した

　【旭川発】北海道都市教育長会（会長・檜田英樹札幌市教委教育長）は４月２６日、富良野市内のハイランド富良野で４年度春季定期総会を開いた。道の教育行政を確認するとともに、５年度文教施策要望に向けて活発に審議した。

　新型コロナウイルス感染症対策のため、集合型での開催は２年ぶり。道内の市教委教育長ら計４７人が出席した。

　はじめに檜田会長があいさつに立ち「会員相互で連携・協力し、課題を共有した上で解決に向けた取組を進める機会となれば」と期待した。

　開催地を代表して富良野市教委の近内栄一教育長があいさつ。グローバル化や続発する国際紛争など変化の大きい時代にあることを指摘し、子どもたちの知・徳・体を養うため、児童生徒が助け合い、学び合う教育の重要性を強調した。

　北猛俊富良野市長が祝辞を述べたあと、上川教育局の岸本亮局長が道の教育行政説明を実施。コロナ対策をはじめ、学力向上・体力向上に向けた取組の推進、食育推進と食物アレルギーについて、特別支援教育の充実、幼児教育の推進、公立学校施設の耐震化、部活動の地域移行などを各教育委員会に求めていくことを確認した。

　議事に移り、３年度収支決算報告、４年度収支予算を承認したほか、５年度文教施策に関する要望事項について審議した。中では、学校における働き方改革推進、ＧＩＧＡスクール構想の推進にかかる支援を重点事項に設定。公立学校施設の整備促進については、バリアフリー整備にかかる配分基礎額の改善などを新規事項として追加した。

　このほか、５年５月に予定されている第７３回全国都市教育長協議会定期総会ならびに研究大会帯広大会などについて審議した。

(関係団体 2022-05-06付)