札幌市　次世代の担い手育成事業　小学校１０校程度で実施　授業でまちづくりビンゴ等

（札幌市 2022-05-11付）

　札幌市市民文化局市民自治推進室は、まちづくりについて学ぶ「まちづくりビンゴ」等を活用した授業を、小学校１０校程度で実施を検討している。次世代の活動の担い手育成事業の一環として小学生を対象とするもの。本年度の実施校・内容の詳細については、６月に行う事業の企画提案審査会終了後に決定していく見通し。

　事業は将来のまちづくりの主役である小・中学生、高校生および大学生などの若者を対象に実施している。

　地域のまちづくり活動の担い手を発掘・育成するため、世代に応じた効果的な啓発・体験活動を通して意識醸成を図り、将来の地域におけるまちづくりの担い手育成をねらっている。

　小学校では、平成２８年度からまちづくりを考えるボードゲームＭａＧを実施。参加者がそれぞれのまちづくりセンターの所長となり、素敵なまちを目指すゲーム内容となっている。

　一方で、新型コロナウイルス感染症防止の観点から対面形式で行う従来のボードゲームを中止。前年度からは、ＭａＧの内容を踏まえて作成した「まちづくりビンゴ」による授業を開始した。

　前年度は小学校３校で実施。本年度は１０校程度での実施を検討している。６月に事業者による企画提案審査会を行い、実施内容と詳細を決定していく。

　このほか中学校では、まちづくり活動に関する意見交換会、高校では、まちづくり活動の意識醸成を見通したボランティア活動などを計画している。

　また、大学生などの若者を対象にした取組では、若者を中心とした実行委員会を組織し、まちづくりに関するイベントの企画等を検討している。

(札幌市 2022-05-11付)