札幌市　２定補正予算案　学校等の給食費補助　低所得世帯等子１人に５万円

（札幌市 2022-05-31付）

　札幌市は３０日、きょう３１日の第２回定例市議会に上程する補正予算案を公表した。一般会計で、総額３０億１８００万円を計上。教育・子育て関連では、子育て世帯生活支援特別給付金に２５億８００万円を充て、低所得世帯等の子ども１人当たりに対して５万円を給付する。また、原油価格等の高騰に伴う給食費補助には、公立保育所・私立保育所・学校の合計で、５億１０００万円を計上した。

　市は、国の「コロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策」を踏まえ

低所得の子育て世帯に対する給付金の支給のほか、保育所や学校の給食費補助に関する経費を追加。給付金と給食費補助は全て国庫支出金となる。

　一般会計の総額は３０億１８００万円。うち新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が５億１０００万円を占めている。

　子育て世帯生活支援特別給付金には２５億８００万円を計上。低所得のひとり親世帯と低所得の子育て世帯、合わせて約３万１０００世帯が対象で、子ども１人当たり５万円を支給する。

　ことし４月の児童扶養手当受給世帯と同手当を受給している住民非課税の世帯は申請不要。４月に同手当を受給していない住民非課税世帯等は、申請が必要になる。

　保育所や学校への給食費補助は、合計で５億１０００万円。内訳は、公立保育所等が５００万円、私立保育所等が１億５９００万円、小・中・特別支援学校は３億４６００万円となった。

　給食費の補助は、４年度末までに必要な金額を試算したもの。小・中学校では、１食当たり約１４円の値上がりとなった。

(札幌市 2022-05-31付)