杜ｃａｆｅパンｉｎ創世スクエア　実習成果発揮し大盛況　札幌みなみの杜高等支援

（札幌市 2022-05-30付）

菓子パンや総菜パンを販売。初日は１５分で完売となった

　市立札幌みなみの杜高等支援学校（田中進一校長）は２６・２７日の２日間、さっぽろ創世スクエアで「杜ｃａｆｅのパンｉｎさっぽろ創世スクエア」を実施した。生徒が授業の一環として運営する「杜ｃａｆｅ」で提供している菓子パンや総菜パンを販売。生徒は接客やレジ打ちなど、日ごろの授業・実習の成果を存分に発揮した。

　同校は、授業の一環として生徒が調理したパンや軽食を提供する「杜ｃａｆｅ」を運営。接客なども生徒が担っている。

　創世スクエアでの出張販売は、昨年から実施しているもの。今回は、あんぱんや冷やしクリームパンのほか、学校のある南区が名産としている小松菜を使用したパウンドケーキなど７種類を準備した。

　販売会に向けては、昨年の経験を踏まえ、お釣りの小銭を多めに用意するなど改善して当日を迎えた。

　２６日は、各コースから３年生６人が参加。商品の袋詰めやレジ打ち、来場者の呼び込みなど、教諭の協力も得ながら連携して多くの来場者に対応。準備した約１９０個のパンは、昨年よりも早い１５分ほどで完売となった。

　来場者は「昨年もおいしかったのでことしも購入しました。食べるのが楽しみ」と話していた。

　呼び込みを担当した橋本胡桃さんは「最初は声を出すのが恥ずかしかったけど、自分の声に気づいて人が並んでくれるのはとてもうれしかった」と笑顔を見せた。　

(札幌市 2022-05-30付)