札幌市　第２期教育振興基本計画　６年度開始へ作業本格化　１１日検討会議　委員も増員へ

（札幌市 2022-07-08付）

　札幌市教委は、６年度から開始予定の仮称・第２期札幌市教育振興基本計画の策定を１１日から本格的に開始する。本年度は４人の委員による検討会議での意見のほか、現在、市が策定を進めている第２次まちづくり戦略ビジョンにおける方針等を踏まえ、市教委が事務局として同計画の素案を作成する。５年度は検討会議の委員を増員し、完成を目指す。

　札幌市教育振興基本計画は、市立幼・小・中・高、特別支援学校の学校教育および幼児から高齢者までの生涯学習における今後１０年間の施策を総合的に示すもの。

　現行の計画は平成２６年度に策定。３０年度には改訂版をまとめ「市立幼稚園の在り方の検討」「小中学校等における医療的ケア実施体制の充実」「公立夜間中学の設置にかかる検討」などを重要項目として盛り込んだ。

　５年度の計画期間終了に伴い、市教委は本年度から仮称・第２期教育振興基本計画の策定に向け、大学教授３人、札幌市ＰＴＡ協議会１人からなる検討会議を設置。現行計画の成果や課題等の振り返りと意見協議を年内に２回開催する。第１回の会合は１１日に実施。２回目は９月の開催を予定している。　

　本年度中には、会議の意見のほか、市が策定作業を進めている第２次まちづくり戦略ビジョンでの子ども・若者に関する方針や重点的に取り組む項目等を踏まえ、市教委が素案を作成する。

　５年度からは、検討会議の委員を増員。計画の具体について検討を進めていく。

(札幌市 2022-07-08付)