釧工高建築科２年生　就業体験　建設業の魅力を体感　ＩＣＴ機器操作体験など

（学校 2022-09-29付）

現場担当者から説明を受けた

　【釧路発】釧路工業高校（金谷秀幸校長）の建築科２年生の２人は１４日から３日間、標津町内の建設企業・（株）上田組（上田修平社長）のインターンシップに参加した。工事現場でＩＣＴ機器の操作体験を行ったほか、施工状況について説明を受けるなど建設業の仕事内容について理解を深めた。

　インターンシップに参加したのは、建築科２年生の２人。釧路開発建設部発注の「北海道横断自動車道釧路市北斗改良工事」「別海北部地区根釧配２号用水路外末端施設工事」「北海道横断自動車道釧路市美濃橋上部工事」の３現場で就業体験を行った。

　このうち２日目の別海北部地区の現場では、畑かん施設工事による配水調整槽、場内配管工の作業現場を見学。配水調整槽について３Ｄ図面で説明を受けたほか、転倒防止などを目的に配水調整槽周辺に鉄板を設置する足場作業などを体験した。

　このほかにも、各現場でドローン操作やＴＳ測量、ＣＡＤ操作などを体験。ＩＣＴ技術を活用した施工状況などを肌で感じることで、建設業の仕事内容について理解を深めた。

　体験の様子を見守っていた同社の太田好明現場代理人は「実際の現場に訪れて作業を体験することで少しでも土木に興味を持ってもらえたらうれしい」と話すとともに「将来の職業選択の一つとして土木業界を考えてもらえれば」と期待を寄せた。

(学校 2022-09-29付)