新たな歴史に向け前進　北見北斗高　１００周年記念式典

（学校 2022-09-27付）

生徒、教職員、来賓らが出席し節目を祝った

　【網走発】北見北斗高校（元村治郎校長）の創立１００周年記念式典が１７日、同校で執り行われた。生徒、教職員、来賓ら約３８０人が出席し、これまでの１００年の歩みを振り返り、つぎの１００年に向け力強く前進することを誓った。

　同校は大正１１年、道庁立野付牛中学校として開校。学制改革や高校再編を経て、昭和２５年、現校名となり、現在に至る。

　式典は密を避けるため、生徒は３年生のみ出席し、１・２年生は各教室で配信動画を視聴した。

　式辞に立った元村校長はこれまでの１００年を振り返るとともに、現在の充実した教育活動、部活動に触れ、生徒たちに「北見北斗高には様々な手段が用意され、学びたい生徒が学ぶことができ、人間性を高めたい生徒がさらに高みを目指すことができる環境になっている。このような環境の中、学ぶことができる幸運を自分の成長につなげていってほしい」と呼びかけた。

　また、同校を支えてきた関係者に対し、「私たち在校生、教職員がつぎの１００年に向け前に進んでいくことを誓う」と述べた。

　記念協賛会の小原誠会長は「今後も、地域の中心校として時代や地域のニーズに応えながら発展し続ける学校であり続けることを確信している」と期待した。

　来賓祝辞に立った道教委の橋場弘之委員は「新たな歴史を築いていくという気概を持って、これまで以上に増して充実した学校生活を送ってほしい」、同じく北見市の辻直孝市長は「素晴らしい伝統と校風をしっかりと受け継いで、勉学、スポーツに打ち込み、新しい歴史を切り開いていくことを期待する」と生徒に呼びかけた。

　生徒を代表し野口幸佑生徒会長は「文武両道、質実剛健の開学の精神のもとで、これからも感謝の思いと、諦めない強い意志で充実した学校生活を送りたい」と誓った。

　式典終了後、吹奏楽局が記念コンサートを行い、出席者から大きな拍手を浴びた。

(学校 2022-09-27付)