ドローン操縦など体験　紋別市内小学生が現場見学

（学校 2022-09-22付）

職員の指導を受け操縦した

　【網走発】紋別市内の小学生が１３、１４日、湧別町の建設企業（株）西村組（西村幸浩社長）が紋別港工事現場で開いた現場見学会に参加した。うち１３日には紋別小学校（大岩芳江校長）、南丘小学校（鈴木義樹校長）、小向小学校（川合伸幸校長）の児童６０人が建設業や港湾事業の解説、ドローンの操縦体験、ＡＲ（拡張現実）による現場見学、建設機械の試乗体験などを通して、建設業の必要性や魅力を学んだ。

　同社の現場見学会は、児童に建設業の役割や魅力などを伝え、未来を担う人材の育成につなげようと昨年から実施している取組。会場は、同社が施工している網走開発建設部発注の紋別港－４㍍物揚場工事現場。

　紋別小の４年生３８人、南丘小の４年生２０人、小向小の５年生１人、６年生１人の６０人が参加。マスク着用や消毒など感染症対策を徹底しながら活動を展開した。

　建設業や港湾事業の解説では、建設業が住民の安全・安心を守るための事業、便利な生活を送るための事業を担っていることなどを学んだ。

　ＡＲ体験では、タブレット端末上に、現実世界の風景に仮想世界の映像を重ね合わせ表示。映し出された消波ブロックに隠された西村組の社名とマークが記されたカードを探し出した。

　ドローン操縦体験では、職員の指導を受けながら実際にドローンを飛ばし、内蔵されたカメラで上空からの映像を大型モニターに映し出したり、指定ポイントへの着陸に挑戦したりした。

　このほか、測量機器や水中ドローンを実際にのぞき込んだり触れたりしたほか、建設機械の試乗体験などを行った。

　児童は、これらの活動を通して建設業の魅力の一端を体感した。

　１４日には、潮見小学校（太田恭司校長）の児童を対象に実施した。

(学校 2022-09-22付)