道ＣＬＡＳＳ指定校の帯広三条高　５年度から類型別探究　２年生対象　進路の先考える

（学校 2022-09-21付）

　【帯広発】道教委による道ＣＬＡＳＳプロジェクトの指定校・帯広三条高校（合浦英則校長）は、来年度から２年生を対象に類型別探究活動を進める。教育や医療、国際理解など、在校生・卒業生の進路をもとに６類型で構成。現場の今日的な課題解決・負担軽減に向けた探究活動など、希望進路の先を考える授業展開を想定している。

　同校は「生徒の進路希望に沿った探究的な学び、ならびに都市型の地域協働探究活動のプログラム構築」を研究テーマにプロジェクトを推進している。本年度の１年生から、総合的な探究の時間における新カリキュラムを導入。１年間のうち、上半期では探究学習の目的や工程を学び、下半期にはゼミ形式で地域課題別に解決策を考える実践的な活動を進める。

　来年７月には、進路希望に沿った類型別探究活動を展開する。在校生や卒業生の進路をもとに①アート・表現②地域課題解決③教育・スポーツ④サイエンス＆テクノロジー⑤看護・医療＆地域支援⑥国際理解・人権―の６類型を用意。帯広畜産大学や帯広美術館、ＪＩＣＡなど、各分野に精通しているコンソーシアムメンバーの協力を得て実施する予定。

　うち教育・スポーツ、看護・医療＆地域支援では、現場の今日的課題を見つけ、負担軽減に向けた解決策を高校生の視点で考える授業展開を想定。また、サイエンス＆テクノロジーは帯広畜産大に協力を要請し、今後の高大連携の在り方を検討していく。

　合浦校長は「生徒が将来、自主性を持って活動できるよう、探究活動を通して意識付けを図りたい」と話している。

(学校 2022-09-21付)