アイスブームなど理解　湧別小児童が工事現場見学

（学校 2022-09-21付）

部材に触るなどした

　【網走発】湧別町立湧別小学校（秋山康則校長）の児童は６日、地元建設企業（株）西村組（西村幸浩社長）が町内のサロマ湖漁港第１湖口で開いた現場見学会に参加した。湖口からの流氷流入を防ぐ浮遊体の防氷施設アイスブームについての説明を受け、その補修の様子を見学したり、部材に実際に触ったりするなどの活動を通し、港湾事業や建設業の役割、魅力を実感した。

　同社の現場見学会は、児童に建設業の役割や魅力などを伝え、未来を担う人材の育成につなげようと昨年から実施しているもの。

　会場は、同社が施工する網走開発建設部発注の「サロマ湖漁港外１港アイスブーム補修その他工事」のうち、サロマ湖漁港第１湖口の現場。同校５年生１５人が参加した。

　当日は、同社の担当者が同校でアイスブームの氷を止める仕組みや部材構造について説明したほか、冬の接氷時の様子などを映像で紹介。

　このあと、工事現場に移動した児童は、アイスブームを補修している様子を見学したほか、部材を実際に見たり、触ったりした。

　また、建設機械の試乗体験も行った。

(学校 2022-09-21付)