下川小４年　地元企業の講座受講　水の大切さなど学習　できること進め環境保全

（学校 2022-09-20付）

川をきれいに保つためにすべきことを考えた

　【旭川発】下川町立下川小学校（井川健校長）４年生は９日、町内の建設企業（株）谷組（谷博之代表取締役）が開いた座学の出前講座に参加した。町内のサンルダムの役割や水の大切さを学習。川の環境保全に向け、日常生活の中でできることを進めていく必要性を学んだ。

　同社の事業として、８月２９日の課外授業「ほんわか教室・サンルダムの役割と目的」に続く開催。２年から開始した取組で、同社の役職員４人が来校した。

　２部構成で行い、第１部では地域貢献プロジェクトチームサブリーダーの村上龍一総務部長が、町内のサンルダムを見学しての感想のほか、洪水防止、渇水防止、水の力で電気を作る、水を確保するといったダムの大きな役割を振り返った。また、水（水道水）の大切さを伝え、クイズ形式でダムの貯水量や下川町の水道料金について説明した。

　第２部では、チームリーダーの山口司専務が、町内を流れる川の名称や大雨が降ったときの災害状況を解説。このあと、川をきれいに保つためにどうすべきか児童に問いかけた。

　発表で児童は「ごみを川に捨てない」「汚い水を流さない」「河川を整備する」などと意見。「日常生活の中でみんなができることをやろう」と結論付けた。

　取組を終え、同社では「青少年育成に少しでも役立てられるように今後も活動継続していきたい」と話した。

(学校 2022-09-20付)