建築現場の迫力味わう　旭工高　現場見学会に参加　足場の組み・解体など体験

（学校 2022-09-06付）

高所作業車に乗る生徒

　【旭川発】旭川工業高校（稲津誠校長）は８月２９日、東神楽町内で開かれた旭川建設業協会の建築委員会による現場見学会に参加した。建築科の１年生４０人が、足場の組み・解体や高所作業車乗車などを体験。代表生徒は「普段は見られないものを見ることができた。今回の経験を２年半後の就職活動に生かしたい」と述べるなど進路選択の一助とした。

　現場は橋本川島・西山・大洋・高橋異業種特定共同企業体が施工する「複合施設整備」。はじめに（株）橋本川島コーポレーションの村椿尚幸現場代理人が工事概要を説明。延べ床面積約７３００平方㍍の地上３階、地下１階の建物を建設していることを完成予想図と共に伝えた。また、完成後は役場、郵便局、文化ホール、診療所などが入居予定とした。

　続いて、現場内を見学。足場の組みや解体作業を体験したり、コンクリート打設が終わった柱に手を触れて感触を確かめたり、高所作業車に乗ったりするなど、生の建築現場の迫力を感じ取った。

　見学終了後は質疑応答。生徒たちから「全体の工事期間は何を基準に定めているのか」「作業は何時から始まるのか」などと多くの質問が挙がり、現場関係者は「建物の大きさなどを考慮している」「作業は午前８時から午後５時まで」と回答した。

　最後に、代表生徒が「普段は見られないものを見ることができた。今回の経験を２年半後の就職活動に生かしたい」と謝辞を述べた。

(学校 2022-09-06付)