札幌市　５年度予算市長査　物価高やコロナに対応　バランス取れた財政運営へ

（札幌市 2022-12-22付）

札幌市予算市長査定

　札幌市の５年度予算編成に向けた市長査定が１９、２１日に行われた＝写真＝。秋元克広市長は、骨格予算となる次年度予算の編成に当たり「第２次札幌まちづくり戦略ビジョンで掲げるまちづくりの基本目標の実現に資する取組はもとより、物価高騰や新型コロナウイルス感染症など喫緊の課題などにはしっかりと対応していかなければならない」と強調。これまでの事業効果の検証・見直しを図りながら「引き続きバランスの取れた財政運営を行う」との考えを示した。

　１１月に公表した予算要求をみると、一般会計の要望額は、前年度比５・６％増の１兆２２６９億１８００万円。うち戦略ビジョン推進関連費は２７９億円、新型コロナウイルス感染症対策関連費は１５３３億円。教育委員会の要望額は、５５・２％増の６６３億８８００万となっている。

　予算案は５年１月下旬に公表される予定で、２月１３日に開会する第１回定例市議会に上程する。

　各局・事業会計の査定日程はつぎのとおり。

▽１９日＝保健福祉局、消防局、まちづくり政策局、企業会計（水道、下水道、病院）

▽２１日＝建設局、経済観光局、都市局、総務局、市民文化局、環境局、子ども未局、デジタル戦略推進局、教育委員会、スポーツ局、企業会計（中央卸売市場、軌道整備、高速電車）

(札幌市 2022-12-22付)