札幌市 ベビーファースト宣言　安心して子育てるまちへ　道内の市町村では初めて

（札幌市 2023-01-16付）

宣言を掲げる秋元市長（左）と井口理事

　札幌市は１０日、子どもや妊婦に優しい社会の実現に向けた「ベビーファースト運動」への参画を宣言した。日本青年会議所（ＪＣ）が全国の自治体などと推進する取組で、道内の市町村としては初めて。秋元克広市長が「安心して子どもを産み育てられるまち」を目指すとした。

　この運動は、子どもを産み育てやすい社会の実現を目指す取組。ＪＣが、全国の自治体や企業に宣言と具体的な活動の推進を、３年から呼びかけている。道が昨年１０月に都道府県別では４３番目に参画しており、道内市町村としては札幌市が初めて。

　市役所で行った宣言式には、秋元市長や市内での運動をけん引する札幌青年会議所の井口勝理事らが出席した。

　秋元市長は「安心して子どもを産み育てられるまち“さっぽろ”をつくります」と宣言。「コロナ禍で、子育て支援の必要性がより高まっている」と強調し、市が企業や団体、個人に賛同を求めている「さっぽろ市民子育て支援宣言」や、父親による子育て推進事業「サツパパ」のＰＲなどを促進するとした。連携した取組も今後検討していく。

　井口理事は「明るい未来への第一歩になることを期待している」と述べた。

(札幌市 2023-01-16付)