富良野市５年度予算案　こども家庭センター整備　教師用教科書・指導書を配布

（市町村 2023-02-17付）

　【旭川発】富良野市は１４日、５年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度肉付補正後と比べ９・３％減の１４０億円。このうち教育費は１・８％増の５億５６１８万円となった。

　新規ではこども家庭センター整備に１億５９４９万円を措置。保健センター２階にこども通園センターを移転し、こども家庭センターを整備する。このほか教師用教科書・指導書に１９９７万円を充当。６年度小学校で教科書が新規採択されるため、５年度中に教師が使用する教科書・指導書を配布する。

　主な教育関係事業はつぎのとおり。

▽子ども・子育て支援事業計画策定（新規）＝３０７万円

▽家庭児童相談室運営＝５３１万円

▽こども家庭センター整備（新規）＝１億５９４９万円―保健センター２階にこども通園センターを移転、こども家庭センターを整備

▽乳児子育て世帯応援＝１６８１万円

▽医療的ケア児保育支援（新規）＝３４２万円

▽教材整備（新規）＝１１万円―学習内容の理解状況を客観的に把握・分析し、指導の工夫・改善に役立てるため、２年生を対象とした算数・国語の学力検査を実施

▽布部小閉校（新規）＝２０万円

▽児童生徒送迎（新規）＝８３７万円―布礼別小閉校に伴い、スクールバス運行による通学交通を確保

▽教師用教科書・指導書（新規）＝１９９７万円―６年度小学校で使用する教科書が新たに採択されることから、５年度中に教師が使用する教科書・指導書を配布

▽小学校施設修繕（新規）＝３３６万円―鳥沼小暖房機自動制御装置交換

▽ふらの森の教室推進＝５２１万円―東京大学北海道演習林神社山自然観察路を活用した市内小中学生対象の森林学習推進など

▽子ども未来づくり（新規）＝４万円

▽各種スポーツ競技大会（新規）＝２０万円―６月に市で開催される第４３回全日本バレーボール小学生大会北北海道大会への補助

▽地域おこし協力隊派遣＝７０４万円―隊員２人を増員し、教育ＤＸコーディネーター（ＩＣＴ支援員）として、学校でＩＣＴに関する支援を行う

(市町村 2023-02-17付)