小樽市５年度予算案　合同部活動実施を支援　全校に校務支援システム

（市町村 2023-02-20付）

　【小樽発】小樽市は１４日、５年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比１・５％増の５９０億２１２８万円。うち教育費は１９％増の３２億５６５０万円で、構成比は５・５％となっている。

　新規事業では、部活動改革推進事業として、合同部活動（拠点校方式）実施に当たり、生徒の移動支援に２８１万円を計上。また市内小・中学校６校で試験的に導入していた校務支援システムは、全校に導入し、教員の負担軽減等を図る。

　主な教育関連事業はつぎのとおり。

▽保育業務支援システム導入（新規）＝１２００万円

▽私立保育所等ＩＣＴ化推進事業補助（新規）＝８００万円

▽こどもの安心・安全対策支援事業補助（新規）＝１４０万円

▽出産・子育て応援事業＝６３２５万円

▽障害児相談支援事業＝７７４万円

▽保育士等就労定着支援金事業補助（新規）＝２０５万円

▽子どもの学習・生活支援事業＝４９４万円―中学生を対象に学習支援・生活支援等

▽銭函小放課後児童クラブ新築関係＝１億６０００万円

▽都市公園安全・安心事業＝４１９５万円

▽トイレの洋式化等整備・公園＝３００万円

▽スクールカウンセラー関係＝７１４万円―１名増員し、いじめ、不登校に関する相談体制の強化

▽スクールソーシャルワーカー関係＝２６３万円―勤務日数を週５とし、対応体制強化

▽校務支援システム（小・中）＝９８０万円―試験試行６校以外の市内全小・中学校に校務支援システム導入

▽学校図書整備・図書館司書（小・中）＝１４２９万円―学校図書館司書１名増員

▽学校図書整備・特別配当（小・中）（新規）＝５００万円―蔵書充実に向け、３ヵ年で集中的に蔵書整備

▽部活動改革推進事業（新規）＝２８１万円―合同部活動（拠点校方式）実施に当たり、生徒の移動支援（５～１０月、平日２日間。サッカー、陸上）

▽トイレ改修・稲穂小＝１８８０万円―トイレ洋式化

▽校舎等耐震補強等・桂岡小＝８億７０００万円

▽授業時数特例校支援（新規）＝１７６万円―忍路中央小のふるさと学習充実に向けた学校菜園等整備

▽米飯給食食器具購入（新規）＝６００万円―給食の米飯提供回数を週２・５回に増やすに当たっての食器具購入

▽図書館システム整備（新規）＝１４５０万円―図書館システム更新に際しマルチデバイス化し、学校図書との連携強化等を図る。６年度から運用

▽日本遺産地域活性化事業＝８３万円―北前船子どもフェリー使節団等経費

▽蛍光灯ＬＥＤ化改修・学校給食センター（新規）＝５００万円

▽新総合体育館基本計画策定（新規）＝１４８０万円

▽手宮公園競技場整備・インフィールド改修＝６０００万円

▽市民会館大規模改修＝９０００万円

▽ＧＩＧＡスクールサポーター活用事業＝３６３万円

(市町村 2023-02-20付)