差別・偏見阻止へ　十分な配慮が必要　子どものマスク着脱

（道議会 2023-02-24付）

　教育現場でのマスク着用が取り上げられた。

　倉本教育長は「４月１日以降学校ではマスク着用を求めないことが基本となるが、その際においても児童生徒が感染症から身を守り、広げないために場面に応じてマスクを着脱するなど正しい知識を身に付け、適切に行動することができるようにすることが重要」と言及。今後国が示す予定の新たな留意事項等を速やかに通知するとし「各学校が新年度からの指導方針を明確にして円滑な教育活動を推進できるよう、各教育局を通じてきめ細かに支援していく」と答弁した。

　また、個々の児童生徒への配慮の必要性にも触れ「学校として一律にマスク着脱を強いることのないよう留意し、それぞれの児童生徒の状況に応じた対応を行うとともに、マスク着用の有無などによって児童生徒が差別、偏見、いじめなどの対象とならないよう十分に配慮する必要がある」と強調。国の留意事項等に基づき市町村教委、学校、児童生徒、保護者などへの情報発信を行い不安の払拭に努めるとし「各学校においてマスクの着脱等による差別偏見のない環境づくりを支援していく」とした。

　壬生勝則議員（民主・道民連合）の質問に対する答弁。

(道議会 2023-02-24付)