校長室から―未来育む札幌の学校―　みんなつながっている　札幌市立石山緑小学校

（札幌市 2023-03-01付）

学校玄関前であいさつ運動を展開する児童ら

▼わが校の強み

　本年度、本校では「みんなつながっている」を合言葉に教育活動を推進してきました。

　コロナ禍での３年間、つながりが希薄になっている今、子どもの「学び」「思い」「心」「育ち」をつなげていくことが大切と考えています。

　さらに、子ども同士のつながりのみならず、学校組織のつながり、地域や保護者とのつながりを大切にし、協力や連携を通して子ども一人ひとりが「自分が大切にされている」と実感できる学校づくりを目指していることが本校の強みです。

▼成長に向けて

　自分からあいさつのできる子どもたちを目指して、「心」をつなぐあいさつに力を入れて取り組んでいます。

　書記局代表委員が中心となり進めていましたが、学年での取組に広がり朝のあいさつに弾みがつきました。子どもたちは、あいさつの大切さを少しずつ実感しているようです。

　また、小中一貫した教育では、グランドデザインをもとに「育ち」をつなぐ児童生徒交流、教職員交流を進め異校種の相互理解を図り、連携を強めているところです。

▼授業づくりの工夫

　研究のテーマを「思考が連続する授業と３種の価値づけ」として日々日常実践に取り組み授業改善を図っています。

　主体的に取り組み、自分で考えることを大切にして自分の学びをつぎの活動につないでいくこと、そして教師からの価値づけ、仲間からの価値づけ、自分自身の価値づけの３つの価値づけを通してさらに学びを実感し、自信を持って取り組むことで自己肯定感を高めることができると考えています。

▼校長としての喜び、楽しみ

　校長として、毎朝、玄関で子どもたちを迎えています。元気にあいさつしてくれる子どもが多くなりとてもうれしく思っています。

　そして、あいさつの様子でその子の朝の調子が分かるようになりました。

　気になる子どもについては、すぐに担任に連絡するようにしています。校長として気になる子には、意図的に関わりを持つようにしています。

　一日の出会いを大切に、登校時の朝の玄関でのほんの短い何気ない会話や関わりを毎日楽しみにしています。

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山崎洋人校長

(札幌市 2023-03-01付)