中川町５年度予算案　多面的方法で体制整備　新たに部活動地域移行事業

（市町村 2023-03-06付）

　【旭川発】中川町は１日、５年度予算案を発表した。一般会計は４年度当初比０・１％増の４０億１５００万円で、このうち教育費は７・５％減の２億２４９７万円余りとなった。新たに、部活動地域移行に向けた体制整備を検討していく。

　教育費は小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策工事の終了や、エコミュージアムセンター高圧受電設備工事の終了などに伴って減少した。

　新たに、教職員の働き方改革に向けた取組として部活動地域移行体制整備事業に着手。新年度は３６４万円を充て、町の実情に応じた部活動の在り方を議論・具体化する。教員の兼職兼業を認めたり、地域指導者の活躍の場を創設したりするなど、多面的な方法を講じながら体制整備を進めていく考え。

　ふるさと学習では、新たに吹奏楽講習会を予定。また、文化財保存活用地域計画策定は５年度内の終了を目指す。

　主な事業はつぎのとおり。

▽高校生就学支援補助＝３７２万円

▽交流派遣＝１３２万円

▽学習支援塾運営補助＝２４２万円

▽スクールバス運行＝９６３万円

▽放課後子ども総合プラン＝６８２万円

▽短歌フェスティバル＝２９５万円―３０周年記念事業として追慕詠の募集と講演事業を実施

▽ふるさと学習プロジェクト＝１３０万円

▽エコミュージアムセンター管理・運営＝２３６３万円

▽生涯学習センター文化芸術公演＝７７万円

▽総合型地域スポーツクラブ運営補助＝１１２万円

▽トレーニングセンター管理運営＝１４７１万円

▽部活動地域移行体制整備（新規）＝３６４万円

▽文化財保存活用地域計画策定＝４６３万円―「中川エコミュージアム」における各種地域財産の保存・活用ならびに次世代に継承するための具体策を検討

(市町村 2023-03-06付)