「春フェス」６月開催へ　インターハイ準備本格化　教育長「オール北海道で推進」

（道議会 2023-03-07付）

　全国高校総体（インターハイ）開催まで４ヵ月と迫る中、道教委は大会の成功に向けたＰＲ活動を本格化させる。高校生によるＰＲ活動として６月に「春フェス」を開催するほか、北海道コンサドーレ札幌など道内スポーツ関係団体との連携を推進する予定。３日の１定道議会予算特別委員会で道教委の倉本博史教育長は「オール北海道で大会に向けて準備が進められるよう取り組んでいく」と決意を示した。

　３６年ぶりの道内開催となる５年度インターハイの総合開会式は７月２２日に道立総合体育センターで開催予定。２８競技３１種目が道内１９市町で開催される。

　運営・支援に向け「北海道高校生活動推進委員会」を中心にカウントダウンリレーや、道内各地域の会場をオンラインでつなぎ啓発活動をライブ配信する「秋フェス」、道内の高校から冬の北海道の魅力を発信する動画を募集し配信する「冬フェス」を実施している。

　唐川智幸学校教育監は大会直前となる６月に実施予定の「春フェス」の内容に関して「ステージや特設ブースでの広報活動、特別支援学校高等部の生徒も参画したイベントなど大会の機運をさらに高める効果的な取組の実施に向け、現在内容を検討している」と説明。

　また、北海道コンサドーレ札幌、アルテミス北海道、サフィルヴァ北海道など道内のスポーツ団体とも連携して試合会場での広報ブースの設置、ハーフタイムでの高校生によるＰＲ活動を行うとし、各競技の各会場地市町においても今後様々な広報活動が予定されていることを伝えた。

　倉本教育長は、引き続き高校生活動を支援するとともに、各会場地市町の実行委員会と密接に連携を図る考えを示し「道内各地域の産業界や経済界など様々な方々の支援・協力を得ながら地域の魅力の発信に努め、オール北海道で大会に向けて準備が進められるよう取り組んでいく」と決意を示した。

　星克明委員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。

(道議会 2023-03-07付)