札幌市小学校長会　総会・研修会　会長に白楊小・徳田氏　学校経営の充実など３重点

（札幌市 2023-03-07付）

意気込みを語る徳田新会長

　札幌市小学校長会は３日、ホテルライフォート札幌で３月総会・研修会を開き、５年度運営方針や新役員体制などを決めた。活動の重点に「学校経営の充実」「研修活動の充実」「組織の充実・強化」の３点を掲げた。役員改選では、白楊小学校の徳田恭一校長を新会長に選出した。

　開会に当たり出葉充会長は①４年度の諸活動②５年度に向けた取組③組織運営―の３点について説明。

　組織運営の充実に向けて校長会の役割などを再確認した上で、継続した研究活動などが「校長の役割や指導性を高めるとともに、その成果が現場からの発信性や提案性につながっていく」と評価した。その観点から「組織がより活性化する方向で進むよう、きょうの会が充実したものになれば」と期待した。

　来賓としてオンラインで出席した札幌市教委の檜田英樹教育長は「子どもたち、保護者、地域に対し、常に自身が学び続ける姿勢、学んだことを様々な機会を通じて伝え、広げてほしい。その姿が教職員の学びにつながり、子どもの学びに還元されていく」と呼びかけた。

　議事に移り、５年度の活動などについて協議。

　５年度運営方針に「札幌市の教育が目指す人間像“自立した札幌人”の実現に資するよう、校長としての役割と指導性の研鑚など、職能向上に努め、本市教育の振興に寄与する」を掲げた。

　活動の重点は①学校経営の充実②研修活動の充実③組織の充実・強化―の３点を設定。これまでの感染症対策の知見を踏まえ、さらなる子どもたちの健やかな学びの保障を目指すとした。

　共同研究主題は引き続き「ともに未来を創造ずるたくましくしなやかな“さっぽろっ子”を育む豊かで確かな小学校教育の実現」とし、学ぶ力育成部、豊かな心育成部、健やかな体育成部、学びの支援部、教育環境部、人材育成部の専門部６部体制で研究を進めていく。１０月１６日に１０月研修会、来年２月１９日に２月研究大会を予定している。

　役員改選では、新会長に白楊小の徳田校長、事務局長に三里塚小学校の千葉一博校長を選出。徳田新会長は「会員の職能向上、会員同士の連帯と協調、市教育振興への寄与、という目的に向かって力を合わせて取り組んでいきたい」と意気込んだ。

　５年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝徳田恭一（白楊）―新

▽副会長＝白崎正（八軒西）―新、平澤淳志（円山）―新、中村義則（太平南）―新、森田智也（北園）―新

▽監査＝千葉智明（白石）、鷲足和枝（大谷地）―新

▽事務局長＝千葉一博（三里塚）―新

▽事務局次長＝小田英人（真駒内桜山）―新、橋本隆（川北）―新

▽会計＝永井敬仁（あいの里西）―新

(札幌市 2023-03-07付)